平素は格別のお引き立てを賜り,厚く御礼を申し上げます。
ご挨拶が遅くなりましたが,本年もよろしくお願いいたします。
昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大とそれに伴う各種規制や自粛等これまでに経験したことのない事態に社会全体がさらされていました。現在も東京では緊急事態宣言が発出されており,まだまだ社会が落ち着くには時間がかかりそうな気配ではあります。
法曹界においても,ソーシャルディスタンスの徹底や感染対策のための消毒等の徹底,リモートワーク等の導入・拡大や出勤人員の削減のほか,裁判期日の取り消しや延期,感染対策のための手続の変更等もありました。
ご依頼者の皆様におかれましても,少なからず新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生活環境の変化等,影響が見受けられ,不自由な生活等を余儀なくされていることをお見舞い申し上げる次第です。
社会的な情勢についてはその推移を見守るよりほかありませんが,法律に携わる専門家としてはその中でも市民の皆様に法的視点からお手伝いをできるよう情報の収集や研修等に励み,万全の体制を整えていきたいと考えています。
さて,弁護士として業務の一つの分野として債務整理があります。当事務所でも多くご依頼いただいている分野になります。
昨今,事業者様の破産事件も多くご相談,ご依頼いただいております。
多くの場合,既に債務超過状態や支払い不能の状況であったりそれに近い状況になり,ご相談にいらっしゃるケースが多く,そのようなレベルに至ってしまっている場合ですと事業の存続は厳しいことも多いです。
お話を伺う中で,もう少し早い段階で対応できればもしくは事業の整理や事業計画の見直しなどをできていれば,十分に継続できたのではないかという事案もありました。
破産・免責手続自体は,破産者の生活の再建を促すものとして意義のあるものではありますが,他方で,財産は基本的に失い換価され,再出発を余儀なくされてしまいます。
できれば破産という選択をせざるをえなくなる前の段階で何かお手伝いできればと思う反面,法律外の事業計画等の分野については専門的な知識もなく,歯がゆい気持ちを抱いていました。
そのような場面でも何か協力できることはないか,専門的な知識を身に着けられないかと考え,昨年,中小企業診断士の資格を取得し登録をしました。
今後は,新たに得た知識で企業の方々の継続や発展を含めてお手伝いできればと考えております。
このようなご相談も受け付けておりますので,お気軽にご相談ください。
また,改めてホームページ等をリニューアルする予定でもありますが,まずは新年のご挨拶にてご報告させていただきました。
本年もまた皆様のお力になれるよう精進する次第ですので,引き続きよろしくお願いいたします。
令和3年1月
江戸川あかり法律事務所
弁護士・中小企業診断士 山田 圭太
事務所一同
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